2015年11月28日土曜日

日本のジレンマ


「日本人の良い部分を日本人が分かっていない」と海外から忠告される事かあります。

最近では日本文化をミニマルな視線から再デザインする事がブランディングの特徴です。

しかし、日本の良さを感じているからこそ、それを出さない美学もあります。

例えば、若者の行動に清々しさがあるのは自分の魅力に気付かないからこそです。

無為が大切なのです。

大人になるとは自分の魅力に気づき利用方法を意識しだします。それが繰り返されると嫌味になります。

成熟した西欧文化をもってナイーブな日本を憂いているとも受け取れるのです。

今では教育され大人になった日本人は文化も幼さも魅力として利用する様になりました。

しかし、その流れ、特に一部の若者の美学とそぐわない事があるとも考えられます。彼らは強い土着性をもちあわせ、純粋性から心を奪われた事に後ろめたさを感じているのではないかと思います。そのジレンマから欧米文化を日本文化と混ぜ合わせます。敢えて下品に仕上げた自分を作品として反抗的な行動にでるのだと思います。

皆、気づいているのです。日本文化の中に幼さを守る知恵がありそれこそ美学だと。それが身体化している日本人は無意識的に外部の期待を回避しているのだと、、

しかし、大人になれ!というプレッシャーは強くなる一方です。

 

 

2015年11月17日火曜日

多様性を阻む感性




現代は製品の機能性で差異を示す事が難しい事もあり

ブランドの価値をデザイナー始め関係者の趣味性に由来させる場合が

多々あります。ファッション業界では、それをデザイナーズブランド、デザイナーズ

キャラクターブランドと称したりします。それを広げる為には特徴を際立たせ、

差別化をはかる事が大切になりますが、それが行き過ぎると多様性を受け入れる事が難し

くなり排他的になります。そこで企業ではタイプの違うデザイナーを起用して市場

に対応する訳ですが個人的なブランドではそうはいきませんから、一つの価値観を強化さ

せ対抗しています。教育の場面においては教師の価値観と学生の多様性との間にギャップ

が生じる事があります。その現象に対して政策的に価値観の特定が行われると、学びでは

なく洗脳という構造が出来上がってしまいます。多様性への理解や対応は時代の要求でも

ある訳ですから逆行が起こらない様に度々現場の再考が必要になります。

2015年11月16日月曜日

オリジナルがどこにあるのか?日本のFASHIONdesigner


日本でクリエーター的な位置にいるファッションデザイナーの
アイデンティティーは何か、洋服を作る意味は何か、素材の性格、意味を理解しているのか、パターンの善し悪しが解るか、ディティールの意味を分かっているのか、
コンセプトの意味が分かっているのか、世界と比較して優っている部分はどこか、
世界で一つのオリジナリティーがあるのか、それを支え、伝える背景があるのか、
MD主導の国内インハウスデザイナーで無いかぎり、世界に出ればこの様な暗黙の問に晒されます。日本の幼いファッション好きはオリジナルの開発者や歴史は知らないでしょう。この様な背景を伝えるジャーナリストも少なくなりました。優しいファンに追随されるのも良いかもしれませんが、リミックスに逃げない世界で唯一の作品を示す責任があります。そして、それを最大限賞賛すべきです。